忠生1 根岸町には、鎮守の杜の淡嶋神社があります。
神社の名前の由来は、医薬の神の少彦名命が祭神で、とりわけ婦人の病など平癒にあらたかと女性に親しまれて遠方からの参拝者もある由緒ある神社です。
町内にとりまして、この杜の神社境内地と一体の市有地の隣地は、例大祭、盆踊り大会などイベントを行う地域コミュニティの交流に欠かせない場となっております。

リサイクル広場事業は、隣地の市有地で昨年4月から開始しましたが、きっかけはこの町内が特にリサイクル志向が高く進んで行ったことでなく、この場を確保するという喫緊の課題解決にありました。

一昨年の6月、市からは、「次年度から、現状の年1~2回程度のお祭や盆踊りなどイベント使用ではこの土地は貸せない。使用条件の一つは、具体案として月1回以上の使用で、市が推進する施策のリサイクル広場事業の実施」という唐突なお話がありました。
まさかこの市有地の現状使用が深刻な問題であり、ここまで追いつめられていたとは思いもよりませんでした。

対応に待ったなしの厳しい状況下、同年7月に、本町内会は、この事業の取組みできができるよう、町内の皆様に参加を呼びかけ、情報と課題を共有化することが課題解決できる最善の方策として、地域と関係団体の代表の総結集による、いわば“オール根岸”の検討会を組織しました。

年明け早々に、検討結果の実施方針の報告を受け、3月の臨時総会で「全使用条件を満たす要望書の提出」も採択し、市に要望書を提出しました。

忠生2 新年度に入り、本当に事業の取組み着手や推進していけるのか、見通しがなく不安のため、検討会組織を解散せず、とりあえずこのメンバーを担い手に協力願い、市と月1回、第三日曜日、午前10時から午後2時まで開催することを前提条件に、4月と5月には、市3R推進課とまちだエコライフ推進公社の指導の下に体験事業を開催しました。

6月に、町内の地域、関係団体代表及びボランティアで構成するリサイクル広場・根岸運営協議会を立上げ、市と契約を結び、自主事業運営の開催がスタートしました。

何もかも初めて、先の見えない苦しい事業の取組みのスタートでしたが、初開催の準備段階では、スタッフが依頼したのでなく、地域の皆さんが自主的に物置の提供、広場門扉の制作、初開催当日には、よもやのお赤飯の差し入れ、などの多様な支援があり、感謝の気持ちと感動し心温まり胸熱くなる思いに、まだまだ、この時代にあって、“この地域、根岸は捨てたものではないぞ!”と思い込める、本当に根岸の地域の底力を感じた次第でした。

忠生3 リサイクル広場・根岸の開催は、開始後1年半が経ちますが、この間、地域の多くの人が参加・参画して輪が広がり、今、開催前の広場の草刈、花壇の手入れや各種イベント事業の同時開催も行うなど、集い、出会い・ふれあい・支えあい、賑わいのリサイクルの活動と地域コミュニティの交流の場となっております。